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原文はここから(ジーコオフィシャルサイト)


6000人集めろってことですか、これは・・・(2004.03.31)


-----訳者コメント-----


たしか、以前FIFAのサイトで、
「日本人は私を尊敬してくれているからこの職を引き受けた」と語っていましたが、
その気持ちは揺らいでないようですね。

日本のメディアに対し、本人が語る言葉はいつも似たようなもので、
かなり味気ないものでしたが、さすがはオフィシャルページ。
この文を、自分で「客観的」と言い切ってしまうあたりも素晴らしい。
niftyの日本語版でどのように掲載されるのかが楽しみです。

ニュアンスを正しく伝えるために、ほんの少々意訳気味ですが、
勝手な付け加えや解釈が分かれる表現などは避け、かなり原文に忠実に訳しています。
といっても、本当の原文はポルトガル語なので、英訳の段階で色付けされてる可能性は
ありますが、オフィシャルなので、それなりに信憑性のある英文でしょう。
一応、私は解任論者であることを予め断っておきますが、そのようなバイアスは一切抜きにし、
極力丁寧に訳したつもりです。もし信用できないようであれば、翻訳サイト、
或いは他の訳者による文などと比較していただいても結構です。

随時改訂。括弧内は私の注釈です。

リンク・転載自由です。

必要ないかもしれないけど、一応メール




-----ここから訳文-----


プレッシャーも仕事のうち

この話題を避けて通るわけにはいかないだろう。ブラジルのメディアが、私が代表監督の解任を求める強い圧力に
晒されていることを報じていると、ここ日本で伺った。まず、その前に、このような場面を想像してもらいたい。
6万人の観衆の元で行われる試合。テレビによると三千万人近くが観戦したとのこと。ホームチームが最後の一分で
ついに勝利を手にする。だが、アウェイチームが別の試合において、他のアジアのチームとの親善試合に大敗したため、
あるファンは先ほどの試合結果では不十分だと思った。このファンは「勝ったチームの代表監督」に対して大規模なデモで
抗議をしようとした。40人がきた。

これが私の身に先週降りかかった出来事であり、ブラジルのニュースに伝わっているものだ。
だが、これらの「40人」は果たして全ての日本人を代表するものだろうか?計算をするまでもなく、
彼らが少数でしかないことは明らかだ。第一、全てのファンを喜ばすことが不可能なのはよくわかっている。
仮に、本当に日本の人々が私の解任を求めているのであれば、六千人ぐらいでデモをしてほしい。
であればその要求に耳を貸すだろう。だが、現実の出来事は全く異なっていた。大きく異なっていた。

このデモがどれほどの効果を与えたか、ちょっと掻い摘んでみると、JFAの代表(キャプテン)は指一つ動かさなかった。
私が彼の立場だったら同じ対応をとっただろう。日本の人々が勝利やゴールを望んでいることは知っている。
私はそれと目標を共にし、強く努力している。だが、今日のサッカーにおいて実力は非常に均衡しており、
しかも私たちのチームは未完成である。私(たち)はサッカーへの情熱が大変強い国にいるが、世界的な強国の一員となるには、
まだまだ長い道のりがある。高レベルのトーナメントに参加する国(国際トーナメントに参加する国?)では、
ほんの数国ぐらいにしか大勝することは出来ないだろう。例えば、サモアやチプレや台湾など、サッカーがプロスポーツではない国だ。

(そのような事情があるため)今日において驚きはそんなに珍しいものではない。オマーンのように、
対戦相手が自分より強いことを認識していたり、アウェイで試合を行うことの不利をおそれているような場合では、
全てのプレーヤーを守備的にし、強いマンマークによって試合を止めてしまう。
この場合の狙いは、相手チームのミスを突くことにある。だが、私たちはミスを犯さなかった。
そして私たちは勝った。しかも、ここ9試合は無敗で、その間には2失点しかしてないのだ!

私は、このコラムが、ただの気休めではないことをハッキリとさせておきたい。私はプレッシャーなど怖くない。
リスクを冒すことに何のためらいもない。重要なチームを指揮する監督は、その契約にサインした時点から
危険に晒されることを知っている。私も彼らと同じく、そのことを知っており、状況が異なるだろうとは考えて
いなかった(=同じような目に遭うだろうと覚悟していた)。このような職務が、どのような緊張感(重大性)を伴い、
どのようなプレッシャーを受けるものか解っている。私は、選手として、もっと酷い状況下におかれたこともあったが、
ピッチの中でベストを尽くすことでそれを直すことが出来た。そして、今日では、私はその知識を選手に伝え、
このような状況に対応する全ての術を授けることを目標としている。私は、自分がベストを尽くしており、
まだまだ先は長いと認めることができるぐらいには成熟している。私が求めるのは、たった十五日の全体合宿であり、
それこそが理想的(な解決策)であると思っている。これは未だ可能となっていないが、
適切な時期にその機会は与えられるであろうと確信している。

一番私を不愉快にさせ、このコラムを書く理由の一つとなったのは、ブラジル人が日本代表を監督することを快く思わない、
一部のプロジャーナリストによって捏造された嘘がブラジルにまで伝わっているということだ。それは、私ではなくヨーロッパ人の
監督を望む、国際ジャーナリストのグループによるものだ。私が日本のジャーナリストについて話しているわけではないことに注意してほしい。
彼らは私たちと目的を逆としており、事実を歪める。この人たちは代表チームの日常には興味を示さず、
悪評をブラジルや世界に広めることを目標に、試合のみに現れる。このような状況を逃れる手段はない。
そのため、私のウェブサイトが真実に即した客観的な情報を伝えていることを(ここで)断言したかった。

ここ数日、私はファンのサポートを受けている。道ばたで応援の言葉をかけられたり、JFAに対しての電話すらある。
私は、彼らの信愛に感謝を示したいし、その他、私を応援してくれている遠くの人々にも同じく感謝したい。
全ては大丈夫である。私たちの最大の目標である2006年W杯に向け、私は今まで通りの献身と信念をもって職務を全うしたい。
プレッシャーは(そんな)仕事の一部である…

That’s it! My best wishes and see you next week! 
↑というわけで、それではまた来週!(うまい表現が思いつかなかったので)

ジーコ(自筆)




-----訳文ここまで-----





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